ロッドのガイドの種類と素材について
ガイドの種類と素材
トルザイトリング
ガイドリング専用に開発された新素材。 高密度で高結束な結晶が、耐摩耗性を最大限に高めます。 さらに「低ライン接触圧」、「表面の滑らかさ」そして十分な硬度を持つことで、圧倒的な信頼を得るSiCと同等の耐摩耗性を実現しました。
TORZITE®リング | 釣り具 ガイドの富士工業
トルザイトリングの素材については富士工業の企業秘密になっているようで公開されていません。
SiCリング
SICリングはシリコンカーバイド(炭化珪素)から作られています。これは炭素と珪素の1:1の化合物であり、ダイヤモンドと同じくらい硬いため、傷がつきにくい特性を持っています。
アルコナイトリング
素材は強化アルミニウムオキサイドで、アルコナイトガイドはSiCガイドとOリング(オーリング)ガイドの中間に位置します。
強化アルミニウムオキサイドはアルミニウムオキサイドをベースにさらに何らかの手法で強化されたもので、具体的な製造方法は企業秘密とされています。
外国ではよく使用され、日本の大手メーカーも採用を始めています。
日本では単体販売はされておらず、Oリングはエントリーモデル以外ではSiCが好まれる傾向です。
外国ではSiCは高級品とされる一方、日本よりもアルコナイトが採用されることが多いようです。
Oリング ≒ ハードガイド
素材はアルミニウムオキサイドで、アルミナ(酸化アルミニウム)質のセラミックです。
ルビーやサファイアもアルミナの一種です。
ハードガイドはPEを使っても普通に使用している限りは削れることはありません。
実際、ハードガイドリングはかなり固い素材であり、SiCガイドと比べても性能に大きな差はありません。
特にFijiの改良型ハードガイドは表面の仕上げが滑らかであり、ハードガイド自体が悪いわけではなく、SiCガイドがより優れているというわけではないと考えられます。